top of page

和釘について

​「釘」と言われイメージするのは、軸の丸い洋釘だと思います。

ほとんど知られていませんが、江戸時代(明治時代初頭)までは、

「和釘」が各種建築物に用いられていました。

現在ほとんどの建築物に洋釘が使われますが、

神社仏閣・城・文化財など古建築物の​修理・復元には和釘が使われます。

  

 

​和釘とは、洋釘の丸い軸と違い、軸の部分全体が角錐状です。

1本1本手で叩いて作る為、微妙な凹凸があり、表面積が大きく食いつきが良いと言われます。

​釘の材料には、昔は和鉄が使われていたそうですが、現在では一般的に軟鉄を使用しています。

和釘は、頭(頭頂部)の形によって呼び名が変わります。​

巻頭釘・頭巻釘・階折釘・合釘・折釘などのほか、様々な種類の釘があります。

​「法隆寺には釘が使われていない」と聞くことがありますが、実際には釘が使われています。目には見えないところが多く、「縁の下の力持ち」的存在でしょうか。

Copyright © 2016 KUSUMI. All Rights Reserved.

久住商店

〒516-0001 三重県伊勢市大湊町1014

​tel/fax:0596-36-4062

bottom of page